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 ホーエンハイムの胸に縋りついたエドワードは顔を上げる。
 蜂蜜色した瞳が細められて笑みの形をつくる。
 ホーエンハイムの言葉に誘われるように、エドワードはホーエンハイムの腹部に手をついた。
 時折、抑え切れない小さい喘ぎ声を上げる。乱れた呼吸を整えながら、ゆっくりと起き上がった。
 絹糸のような艶やかな金の髪がさらりと揺れる。汗で濡れた額には髪の毛が張りついている。
 眉間にしわを寄せ、快感による懊悩とも不快とも取れる苦しそうな表情を浮かべた。
 瞳は潤んで朧気な視線でホーエンハイムを見つめる、見つめていながらもどこか遠くを見るような夢見るようだ。
 呼吸が整うと、エドワードは口の端を上げ笑みの形にする。濡れた舌で自分の唇を舐めると、ゆるゆると動きはじめる。
 細い髪が動きに合わせて揺れる。煌めく光りの像を残した。
「……ぁ…あぁ…っ……」
 味わうように絡みつき締めつけた後ゆるめる。まるでしゃぶっているような動きにホーエンハイムも熱い息をつく。
「い…いいっ…」
 下から突き上げると、エドワードは入り口を締め背中を仰け反らせた。
 淡い赤に色ついた胸の飾りは快感で尖がり、触れてくれるのを待っているようだった。
 ホーエンハイムが指で胸の尖りを円を描くように撫でると、エドワードは甘いため息をついた。
「おかしくなりそうだ」
「なりなさい」
 ホーエンハイムは笑みを含ませた声で返事をしながら、エドワードが乱れるポイントを何度も刺激する。
「ぁ……すごい…もっと。そこ…」
「もっと…か…お前が壊れてしまうよ」
 諭すようにホーエンハイムが囁き、動きを鈍くすると、エドワードは首を横に激しく振り叫ぶように訴えた。
「…壊して…くれ…」
 エドワードは激しく腰を振った。ホーエンハイムもエドワードの望み通りに刺激を加える。激しく突き上げ、内壁を抉るように動く。
 抑えていた喘ぎ声は抑え切れず口から漏れはじめる。たまらない官能にすすり泣いた。
 エドワードの中心は角度を強くし蜜を漏らしながら震える。
 何度も頂点を極めたから、今までと同じ刺激では達せない。それが辛くて、更なる高みへと夢中になって駆け上がろうとする。
 ホーエンハイムから与えられる性的快感という麻薬を懸命に掻き集め、体中に循環させていく。体の暴走は激しさを増し、止める事は出来ない。
 ただただ自分の中にあるのは激情だけだ。お互いを喰らいあい貪りあいたいという欲望だけ。相手の気持ちを慮っているような余裕はない。
 エドワードは行為に夢中になりながら、でも反面自分の事を客観的に見る醒めた自分も感じていた。
 これではダメだ。そう思う心も存在する。
 快楽に溺れながら、必死で理性を取り戻そうとする。
「あ…あんたは。あんたもいいのか」
 エドワードが辛そうな顔をしながら、尋ねるとホーエンハイムは
「ああ。たまらないよ。そんな顔しなくていい。私がちゃんと壊してあげるから。もっと身を委ねて。一緒に堕ちていこう」
 一緒に…そう言われて、嬉しくなる。
 もしこのまま、この行為の果てに死んだとしまったとしても悔いはない。そう感じてしまうほど、強烈な悦楽。
 わずかしか残っていなかった躊躇いや戸惑いは消え去る。夢も希望も何もかも、心の中から消滅してしまう。
「も…っ…もう。やばい」
「私もそろそろ限界だ。一緒にいこう」
 ホーエンハイムが言うとエドワードの動きが更に激しくなる。その動きに合わせてホーエンハイムの動きも激しさを増していった。
 ホーエンハイムの言葉通り、エドワードの望み通り、二人は一緒の頂点を目指し果てた。

 疲れ切った表情のまま泥のように眠るエドワードの体を拭き清めシーツを換える。
 後始末を済ませた後、ホーエンハイムは自分はバスい着替えを済ませると、エドワードの隣に横たわり、その腕の中に抱き締めた。
 ホーエンハイムは眠りの底に落ちたエドワードの寝顔を見つめる。疲労の色は濃いが安らかな表情。
「私には、本当の意味で救ってあげる事は出来ない。ただひととき。ほんの僅かな間だけ、全ての思いを消し去ってしまう事しか…お前を壊してあげる事しか出来ない。だから、お前の心を何度も死なせてあげよう。フラスコの底のような。想いを沈澱させた、この場所で。今は一緒にいよう」
 そっとエドワードの耳元で囁く。
「これが…私に出来るただひとつの事だ」
 ホーエンハイムは満ち足りた笑顔を浮かべ、目を閉じる。
 そしてエドワードと同じ、だが決して交わらない眠りの世界へと落ちていった。



                       おわり

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 ふわふわと体が浮いているような感じがした。
 夢うつつの中で全身にとけそうな甘い感覚が広がっている。気持ち良い。
 その感覚を、もっと味わいたくて。
 でも淡雪のように、それはすぐに消えてしまいそうだった。
 今、掴まなければ。無くなってしまう。
 エドワードは必死になって、その感覚に心の中で手を伸ばす。
 届くようで届かない感覚。もどかしかった。
 気がつくと薄暗闇の中だったはずの周囲が光を帯びて輝いている。
 一気に上昇する感覚。さらわれる。
 目の前が広がり…
 
 エドワードは失っていた意識を取り戻した。

 頬を撫でる大きな手の感触。
 何十回何百回となく、感じた感覚。
 いつもの。
 馴染んだ感覚。
 エドワードは心地よい感覚を頬に感じながら薄く目を開いた。
 瞳を開くと、そこには見慣れた笑顔はあった。
 ホーエンハイムの優しい笑顔。
 笑顔に誘われるように、目を細め笑みを返した。
 頬を撫でる手の感触が気持ち良い。
 自分が今どんな状況にいるのか、咄嗟に判断出来なくて、エドワードは首を傾げた。
 深く探るように記憶を遡る。
 徐々に脳裏の内にさっきまでの行為が思い出された。
 理性を失った自分自身の行動をハッキリと思い出し、エドワードは羞恥で全身がカッと熱くなる。
 弛緩していた全身に緊張が走った。
 力が入った瞬間、体の奧に留まったままの男の存在に気がつき、まざまざと感じた。
 背中だけではなく、全身が熱くなっていく。
 ホーエンハイムが眉に微かにしわを寄せて苦しげな表情をし、息をつめる。
 吐き出した息は熱く、エドワードを見つめる瞳も熱を帯びていた。
 求められている。
 その表情からホーエンハイムの欲を確認する・
 見ているだけで、エドワードの体温は更に上がった。
 意識して力を入れ、体内に入り込んだままの逞しさを味わう。
 エドワードの動きに呼応するかのように、ホーエンハイムはエドワードの体内で育ち硬さを増した。
「……っ…ん……」
 身じろぎをしただけで、その逞しさはエドワードの感じる場所を掠る。
 もっとその刺激が欲しくて、エドワードは無意識のうちに腰を蠢かせた。
 その様子を見てホーエンハイムは苦しげな表情の中で微かに笑う。
「もう…大丈夫なのか?」
「もう大丈夫」
 ホーエンハイムが心配そうに尋ねると、エドワードはとろけそうな表情を浮かべたまま返事を返した。
 エドワードは官能の果てに意識を無くし、取り戻したばかりなのだ。
 体の負担になったのではないかと思ってホーエンハイムは心配したのだが、それは杞憂だったようだ。
「………そうか」
 想像以上の体力と旺盛な性欲に、これが若さなのかと思い知る。
 ホーエンハイムはそれならばと、繋がったまま体の位置を換えた。
「…ぁ…何を?」
 質問とも抗議とも取れる声を上げたエドワードを、自分の腹の上に乗せ、仰向けになった。
「……っ……」
 急に動いたせいで中が擦れ、感じる場所をホーエンハイム自身が刺激していく。
 イキナリで心の準備が出来ていなかったエドワードは、その刺激をモロに受けてしまった。
 たまらない。
 そう感じて身悶える。
 ホーエンハイムの胸にピッタリ重なるようにしがみついた。
 強すぎる感覚に、ジッと耐える。
 細かく震えるのは判っていたが、ただこの波をやり過す事に集中するしか出来なかった。
 ホーエンハイムは自分の胸にすがりつき震えるエドワードを見て、鮮やかに笑う。
 エドワードの細い背中を抱き締めると、耳元に唇を寄せる。小さな声で囁いた。
「これで、お前のいいように動けるな」
 イタヅラを思いついた子供のような表情で楽しそうに続けた。
「私を愉しませてくれるんだろう?」



------------------------------------- つづく



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「オレの中にアンタがいる」
 エドワードはそう言うと、足を腰に絡め力をこめホーエンハイムを引き寄せた。
「そうだよ」
 ホーエンハイムが耳元で囁く。
 エドワードは声だけでも感じるのか、背中が振るわせた。
「……ぁ……んっ…」
 息を詰まらせて吐息を吐き出す。
 ホーエンハイムがエドワードの顔を確認すると、瞳の中にまた水滴がじわりと溜まっていた。
 とろけそうな甘い色をしたエドワードの瞳。
 その潤んだ瞳でホーエンハイムを見つめる。
「もう我慢する事はない。どこをどうして欲しい?」
 ホーエンハイムが優しく問う。エドワードは真っ直ぐ見ている筈なのに、焦点が定まらない遠く夢見るような瞳をしながら、その声を聞いていた。声が届いたのか、その瞳を綻ばせる。
「アンタので、イジめて」
 歌うように甘えた声でエドワードは答える。
 官能の波にさらわれて自制心も何もなくなってしまっている。
 エドワードの言葉を聞いて、ホーエンハイムはハッとした顔をすると、表情を変え少し意地悪い顔になる。
「そんな事をして欲しいのか?いやらしい子だ」
 今までの優しい声とは打って変わって、突き放すような冷たい声でホーエンハイムは言い放った。
 言葉を聞いて、エドワードはビクッと体を強張らせた。
 そのため無意識のうちに全身に違った緊張が走り、自分の中にいるホーエンハイムを締め付けてしまう。
 改めてその大きさと硬さを味わう。
 全身に痺れるような官能が駆け巡る。
 指で押さえているから頂点には達する事はできないが、凄まじい快感に身を焦がすことになった。  快楽の限界が上がる。
 もうダメだと思うのに、その上へと押し上げられていく。
 ホーエンハイム自身は静止して僅かにも動いていない。
 どうせなら彼に滅茶苦茶にして欲しいのに。
 そう思う気持ちも、エドワードは止められなかった。
 物欲しげな自分自身の行動が恥ずかしく、そんな淫らな自分自身にも興奮する。
 たった一言。
 だがその一言がエドワードの体を燃え上がらせる事をホーエンハイムは良く判っていた。
 だからそう言った。
 確信犯だ。
 揶揄された言葉に燃え上がるが、刺激され、眠っていたプライドが起き、揺れ動いた。
 何か言い返さなければ、気持ちが治まらない。
 エドワードは荒い息を整えながら口を開いた。
「……っ……アンタがこんな風にしたんだろう」
 快感で目の前が霞み焦点は合わないが、さらわれそうな意識を引きとめ、目の前の愛しくて憎らしい男の顔を睨み付ける。
 眼光は弱くいつものエドワードの目の強さは無い。
 官能にさらわれたまま何も判らなくなっているのではなく、現実の感覚をエドワードが引き戻した彼を確認して、ホーエンハイムは破顔した。
「そうだな。確かに」
 苛めて欲しいと言った、エドワードのその言葉を叶えてあげるために。
 発した言葉。
 朦朧とした意識の中ではどんな刺激を受けても曖昧で夢の中のようなものになってしまう。
 欲しい刺激は素通りしてしまう。ホーエンハイムは、そう考えたのだった。
「望み通りイジメテあげよう」
「ぁ…でも…アンタは?」
 制止するエドワードの声を無視してホーエンハイムは動き始めた。
 容赦なく突き上げる。
 エドワードの口から抑え切れず感極まった声が漏れ始める。
 腰が揺れ、ホーエンハイムの動きに合わせて蠢きはじめる。
 何よりも待ち望んでいた事。
 自分の体であっても、貪欲に求める事を止める事は出来ない。
 だが、エドワードの指は咄嗟に張り詰めた根元をしっかりと握り締め、再び放ってしまわないようにした。
 急な事で加減が出来ず、義手の機械の指が肌に食い込む。
 痛みで目の前が真っ白になった。
 立ち上がり震えていた、エドワードの中心も僅かに力を失う。
 そんなエドワードの様子を確認して、ホーエンハイムは更に動きを激しくする。
 一瞬の痛みは激しい快感に取って変わられる。
 強い力で制止しても、エドワードの中心は立ち上がり先端から蜜を滴らせ始める。
 エドワードは必死で抑えようとした。
 快楽を分かち合いたい。
 独りで感じるのではなくて二人で交じり合い高めあいたいのだ。
 その願いはホーエンハイムも判っている筈だった。
 繋がり交わる情の行為は、そういうものだと教えたのは彼自身だからだ。
 震えるエドワードの指にホーエンハイムは自分の指を重ねる。
「私の事はいいから」
「……でも」
「まだ出来るだろう?」
 からかうような声。
 でもとびきり優しい声で、甘えるようにホーエンハイムは囁く。
 エドワードしか知らない声。
 瞬間、ホーエンハイムが何を言ったのか理解出来なかった。
「このままでは充分に楽しめない。次は私も気持ち良くしてもらうから…今はもうイキなさい」
 エドワードはホーエンハイムの真意を悟った。
 次は一緒に。
 そう言っているのだ。
 エドワードはやっと納得のいった表情をすると、指を緩めた。
 腕を広げ、ホーエンハイムにしがみつく。
 それが合図に、ホーエンハイムはエドワードを追い詰めはじめた。
「気持ち良さそうだな」
 ホーエンハイムのからかう声がエドワードを内側からも刺激していく。
 もう我慢する事は出来なかった。
 胸の奥から溢れる望みを、ためらいなく口にする。
「…ぁ…イッ…良い……オレの事。もっとイジめて…く…れ…」
 口にした望みは直ぐに叶えられる。
 的確なポイントを突かれ、激しく揺さぶられた。
 エドワードの口からは荒い呼吸と喘ぎしか紡がれなくなっていった。
 まもなく快感に押し流されるようにエドワードは頂点を極め、意識を失った。



                            つづく

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 触れるだけのキスを繰り返す。
 うっとりとした表情でホーエンハイムのキスを受け止めながら、その顔には少し残念そうな空気が漂う。ホーエンハイムは焦らしながらエドワードを高めていく。
「…ぅ……んっ……」
 熱くくちづけを交わしながら、ホーエンハイムはエドワードの内側を擦り指を奥まで押し込む。ゆっくりと引き抜いた。
 熱いくちづけ繰り返しながら、いく。
 一本から二本…三本と馴染ませながら指の本数を増やして受け入れる準備をしていく。
 だが、受け入れられそうになったその頃には、エドワードの方がまた限界に近くなっていた。
 そのままにしておくのも可哀想でホーエンハイムは、再び開放させるように追い上げていく。
 自分の快楽の追及だけに集中するよう、何も考えられないように、最も感じる場所を容赦なく刺激していく。
「も…ヤバイ…オレ。また…」
 エドワードが喘ぎながらホーエンハイムに訴える。
 にこりと笑うと先を促すように内部を刺激する。
「いいから。イキなさい」
「ヤダ…今度は一緒に…一緒が良い」
「だが…もうもたないだろう?こんなになっているのに…」
「だって!」
 諭すようなホーエンハイムは言葉をエドワードは大きな声を上げ妨げる。
「アンタがそうしたんだろう?」
 訴えながら、両目にじわりと涙が溜まってくる。
「オレはアンタでイキたいのに」
 エドワードの瞳の中で臨界点を超え、大粒の涙がこぼれた。
 哀訴する声と表情が切ない。
 ホーエンハイムの心を動かした。
 元より自分自身もエドワードの痴態を目の当たりにして変化している。
 自制心で我慢していたが、こんな風に懇願されたら自制心も外れてしまう。
 何よりエドワードのために、良くするために我慢していたのだ。
 我慢する意味はもう無くなっているといえるだろう。
 ホーエンハイムは観念した。
「もう少し我慢出来るか?」
 慰撫するように優しい声で囁く。
 エドワードはそれに気づき、涙を流しながら必死で首を立てに振る。
「…が…がまん…す…る…から」
 そう言うと、自らの中心で立ちあがる根元をぎゅっと握り、押さえる。
 ホーエンハイムはゆっくりと指を引き抜く。
 圧倒的な質量を伴って、エドワードの敏感な場所を刺激しながらホーエンハイム自身が入ってくる。 気を抜くとまたひとりで極めてしまいそうだった。
 エドワードは咄嗟に自身の付け根を押さえた。
 硬く立ち上がり震える先端からは、甘い官能の露が滴っている。
「……ぁ……アンタが入ってくる」
 ゆっくりと奥まで押し込み、馴染むまで動きを止める。
 エドワードは荒い呼吸をし、落ち着かせようとする。
 大きな呼吸を繰り返しようやく息が落ち着いた頃、ホーエンハイムはエドワードの耳元で囁いた。
「良いか?」
 揶揄するような声にもエドワードは素直にうなずく。
「スゴク良い」
 下腹部をさする。満足そうに微笑んだ。
「ここに感じる」



-------------------------------------- つづく

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 情欲に濡れて甘さを増した。

 蜂蜜色の瞳。

 その瞳を受け止め、求められた腕に引き寄せられるようにホーエンハイムは顔を近づける。

 縮まった二人の距離。
 キスの期待と予感。
 エドワードは口元を緩めてた。
 薄く瞳を閉じる。
 キスを待っているような。

 まるで誘っているかのような表情を浮かべたエドワードを見て、ホーエンハイムは自然と漏れた笑顔を浮かべた。
 その期待に応えるため。
 再び唇を触れ合わせる。
 キスすると同時にエドワードに埋め込んだ指を動かした。
 慎重に探る動きをしながら、奥へと進めるホーエンハイムの指。
 エドワードは再奥へと迎え入れるように全身から力を抜いた。
 最奥へと届くと、受け入れ馴染ませるように自ら蠢かせる。
 緩めた器官が刺激を受ける。
 柔らかくホーエンハイムの指を食む。
 味わうように収縮した。
 焦れた体は更なる刺激を求めて。
 感じる場所へとホーエンハイムの指を誘導した。
 求めていた場所に当たる。
 エドワードは力を抜く事も忘れて、夢中になって腰を揺すった。
「……ぁ……うっ……んんっ……」
 感じる部分を刺激される。
 息が詰まる。
 キスで唇も塞がれたままで、呼吸は苦しくなるばかりだ。
 だけど、触れ合わせるだけのくちづけはもの足りない。
 苦しさが増すと判っているのに、もっと深い口付けを求めてしまう。
 快感と苦痛の狭間でエドワードは身もだえた。




---------------------------------- つづく


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